経験済みな問題

直感で動くべし

一日の生活イメージ

 「経験済みな問題」で手順が直感的にイメージできる問題はすぐに取り取り組むべき。

 私たちが問題に遭遇する場面は、仕事上だけでなく、人として生きる上で、私生活でも毎日何度もあります。

それらの問題は大きく分けると「解決できる問題」と「解決できない問題」に分かれます。
 また、解決できる問題は、さらに「経験済みな問題」と「未経験な問題」に分けることができます。


 この「経験済みな問題」の内、問題に遭遇した時点で、「ピン!」と来てどう動くべきかイメージできる問題を「直感で解決できる問題」としています。直感の働く問題は、問題解決の多くのステップを省略して対策を確認して取り組む方が効率的といえます。


経験済みな問題はAIを利用して経験値を高める

体験学習イメージ

たとえば、仕事でよく行く出張先へ出発する場面で、「今日乗る予定だった電車が人身事故で止まっている」という問題に遭遇したとします。(これを障害発生型の問題といいます)
 あなたは、まず何をするでしょうか?多くの方は、大まかな代替ルートを想定し、スマホやPCでルート検索(AIの時刻表データと最適化技術を利用)をして移動にかかる時間や何時にどう移動すればいいかを確認してから出張に行くのではないでしょうか?
 「当たり前のこと」と感じた方が多いかと思います。そうなのです。こうした普段行っていることを経験済みな問題では、実践していけば良いのです。
 しかし、現代の特に仕事の環境においては、PDCAプロセスを重視するあまり、この当たり前のことができない状況が多くみられます。さっさとやればいいことに対して、組織が「計画を立てたのか」、「現状分析はしっかりやったのか」とスピード重視と言いながらブレーキをかけるような圧力をかけてくる場面が多いと感じています。

 しかし、AI時代の問題解決の進め方の基本は、AIの力を最大限に借りて自分でやらなくてよいステップはどんどん省略してスピード重視で取り組むことを目指すべきです。

 一方で人間は経験済みの問題を増やして、直感の働く仕事を増やすことに努力していことが求められます。
それをベテランとか達人などと言います。

「直感の働く問題」で気をつけること

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「経験済みな問題」の現象が想定内の範囲かを瞬時に判断する。

 「経験済みな問題」の進め方の基本は、ステップを省略してスピード重視で取り組むことを目指します。しかし、そうはいっても、必ず確認しておきたいことが1つあります。

 それは、その問題の変化点の大きさについてです。

 あなたがこれまでに経験した問題と今回の問題の状況が想定の範囲の内側か、想定以上(想定外)であるかを瞬時に確認します。
(変化点の確認手順は別の章を参照してください。)

 確認した変化点の状況が想定の範囲内なら、すぐに行動を起こして問題解決を図りましょう。

 一方、どうも想定の範囲外(想定外)だとわかったら、まずは一旦立ち止まって、原因が異なる可能性がないかを手順を踏んで確認をしてみなければなりません。



問題の難度とすぐできること

私たちが遭遇する問題をあなたの技量と問題の難度別の視点でまとめると、図表のようになります。


 ①あなたが経験済みの問題の多くは他の人の多くも経験済みだったり、手順として周知されている問題です。こうした問題はさっさと片づけてしまいたいものです。また、あなただけが経験済みの問題というものがあります。これはあなたの頭の中だけに解決の手順があるもので、「あなただけの得意技」ということができます。こうした技を沢山身につけると周囲から一目置かれる存在になります。

 一方、あなたは未経験ですが、②世の中には解決の手順が存在する問題というものがあります。こちらの方が多いでしょう。このような問題は、解決の手順を探索していくことで知ることができます。
つまり、あなたがすぐ着手できる問題は、③となります。
 しかし、知るだけでできるものもありますが、知っただけではできない問題もあります。そうした問題は、自分なりに訓練をしてできるようにしていく必要があります。訓練が必要な問題は、その訓練の計画からPDCAを回すようにしなければなりません。


 また、④世の中に解決の手順が見つかっていない問題も多く存在します。こうした未解決な問題は、難度が極めて高いので手順を踏んで進めるのはもちろんですが、創造的な思考も働かせないと解けない問題となります。

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